2002年4月、FDA（米国医薬品局）にボトックスが正式に認可され、シワ治療においてもっとも注目され、劇的な効果があります。 A型ボツリヌス毒素を使用することによって、筋肉と神経の結合部に作用し、局所的に筋肉の動きを弱める働きがあります。 これは、筋肉の収縮時に産出されるアセルコリンという物質の動きをブロックする働きで、これによって筋肉の動きを抑制します。この作用を応用することで、 シワ（しわ）を作る筋肉の過剰な収縮を弱め、シワ（しわ）をなくしていくことができます。また、汗腺に作用して汗の産生を抑制します。

安全性はすでに確立しており、欧米ではシワに対する使用で10年以上の歴史があり、額にできるシワ、眉間のシワ、目尻にできるシワなどに有効です。

細い針の注射器で、シワの筋肉に少量注射。注射を打たれた部分の筋肉を緩和させることで周りの筋肉がかばうように引っ張りあい、シワ（しわ）が伸びるというしくみです。

ボトックスは、筋肉を動かす神経に指令を出す物質（神経伝達物質）であるアセチルコリンの放出を抑え、筋肉の過度な緊張状態を解消する働きがあります。

ボトックス注射は以前から使用されており、重篤な副作用のない薬としてＦＤＡでも認められています。又、何度も繰り返して治療しても問題はないといわれます。

額や目元のシワに関しては3ヶ月～6ヶ月程度で個人差があります。エラのボトックスは特に硬いものをよくかんだりしなければ1年ほど効果があります。けれども、他の部位が１週間以内で効果が現れるのに対し、エラのボトックスは1ヶ月ほどかかります。脇（多汗症）に関しては、ひと夏程度と考えた方がよいですが個人差があります。